21_21 DESIGN SIGHT on Instagram: "【展覧会紹介｜企画展「そのとき、どうする？展 –防災のこれからを見渡す–」】 本展参加作家の造園ユニット「veig」の片野晃輔と西尾耀輔が、グリーンインフラをテーマにした庭の作品「蒸庭」を紹介します。 「グリーンインフラ」とは、自然環境がもつさまざまな機能をインフラ整備に活用する考え方で、防災の分野でも近年注目を集めています。たとえば大雨のとき、緑地は一時的に雨水を溜め込めるため、排水設備へ大量の水が一気に流れ込むのを防げます。グリーンインフラに対して、ダムなどの人工物は「グレーインフラ」と呼ばれることもありますが、veigはどちらかに寄りすぎず、都市部においては2つの共存が必要と考えます。 「蒸庭」には水生植物などが植えられていると同時に、あえて雨水が貯まるように設計された水たまりがあります。水たまりが蒸発し、植物によって吸われた水が蒸散される様子が、この庭では静かに繰り返されます。何気なく目にする小さな自然も水の循環の一部であり、私たちの生活を支えてくれていることに気づけます。 詳細はプロフィールのリンク先、21_