千葉大学大学院理学研究院の竹内望教授、山梨大学総合分析実験センターの瀬川高弘講師、東京科学大学生命理工学院の村上匠助教らの研究グループは、グリーンランド氷床(図1)表面に存在する小さな水たまり(クリオコナイトホール(注1)(図2))を調査し… ...
水銀はこれまで何十年も湖や海に流れ込み、魚や魚を食べる生物の体内に容赦なく蓄積されている。人間も例外ではない。水銀は神経や生殖器を害する有毒物質で、世界で数百万人が汚染にさらされている。この水銀汚染は「手の打ちようがない問題だと思われてきた」と豪マッコーリー大学のポスドク研究員テッパー(Kate Tepper)はいう。 問題を多少なりとも改善する方法を求めて、テッパーらはゼブラフィッシュとショ ...
元素は宇宙の恒星や超新星爆発などで起こる核反応で作られてきましたが、起源がよくわかっていない元素も多くあります。たとえば私たち生命に必要な塩素やカリウムは、理論予測より一桁多く宇宙に存在することが知られており、どのように宇宙に供給されてきたかわかって ...
【神奈川工科大学】細胞分析システム開発で快挙 ― 小池教授、髙村教授らの論文が、日本環境変異原ゲノム学会誌「Best Paper Award 2024」を受賞 ― 神奈川工科大学(厚木市下荻野1030)バイオメディカル研究センターの小池あゆみ教授、髙村岳樹教授、依田ひろみ教育講師らの研究グループによる論文が、日本環境変異原ゲノム学会の公式誌『Genes and ...
地球上に生息する微生物の多様性を守るため、国際自然保護連合(IUCN)は2025年9月12日、科学者、保護活動家、ボランティアからなるタスクフォース「微生物保護専門家委員会」の立ち上げを学術誌「Nature Microbiology」で発表した。なぜ世界最大の自然保護団体は、目に見えない生きものを守るよう求めているのだろうか。微生物は地球上の生命を維持するために欠かせない。それを守らなければ、 ...