1937(昭和12)年12月、陸軍ハルビン特務機関長だった樋口は現地での極東ユダヤ人大会でユダヤ民族国家創設などを支持する歴史的演説を行った。怒ったドイツは38年1月、日本政府に正式抗議したが、樋口は同月、関東軍での対ユダヤ民族施策要領を決定させた。
李朝白磁や戦後美術から、五月女哲平の新作絵画、雨宮庸介の新作VRへ ユニバーサルアドネットワーク株式会社(本社:東京都、代表取締役:川上尚志)は、2026年1月23日(金)~2月8日(日)の期間で、登録有形文化財「kudan house(旧山口萬吉邸 ...
大正の半ばから満州事変勃発までの時期は、男らしさや女らしさをめぐる規範が揺らぎ、家族や共同体の従来のあり方が変化する「解放の時代」だった。これは世界的な現象だったが反発も大きく、人々の間に解放と引き締めを巡る対立が起きる。それぞれが自分たちにとっての ...
この『逆説の日本史』シリーズの古くからの愛読者ならばよくご存じのことだと思うが、その後一九七〇年代には左翼の主導による「差別語狩り」が、まるで戦前の陸軍による「敵性語(英語)禁止」のように日本中を席巻し、文豪谷崎潤一郎の傑作まで「差別語が使われている ...
列島誕生以来、地震・噴火・津波などの自然災害の脅威に絶え間なくさらされてきた災害大国・日本。いくつもの巨大災害が、日本史上にその名を残してきた。平安時代を揺るがした「貞観の大津波」、近世では「宝永の富士山噴火」や「安政南海地震」、近現代では「関東大震 ...
東京ステーションギャラリーにて、初となる大規模な回顧展が開幕した「小林徳三郎」は知る人ぞ知る画家。日本近代洋画の改革期に活躍したというが、知っている人はそれほど多くはないだろう。教科書に載るような有名作を残したわけではなく、同世代の画家・藤田嗣治のよ ...
列島誕生以来、地震・噴火・津波などの自然災害の脅威に絶え間なくさらされてきた災害大国・日本。いくつもの巨大災害が、日本史上にその名を残してきた。平安時代を揺るがした「貞観の大津波」、近世では「宝永の富士山噴火」や「安政南海地震」、近現代では「関東大震 ...
「揺るぎない日米同盟」は一体どこに向かうのか? 第2次トランプ政権誕生で対日圧力がますます強まり、日米の軍事一体化が進む今こそ読みたい。 黒船来航から現在まで約170年にわたる日米関係史を、戦史・紛争史の観点から読み解く! 「日米同盟をより一層強化すれば、日本国民の安全は高まる」という日本政府が国民向けに提示する単純な図式を、我々はどこまで信じていいのか!?
戦前、戦中の政治犯や思想犯らが収容された旧中野刑務所(旧豊多摩刑務所)正門の移動保存を機に言論統制の歴史と現在を考えようと、学習会「豊多摩刑務所と思想犯」が11月29日、東京都中野区の新井区民活動センターで開かれた。小樽商科大の荻野富士夫名誉教授(日 ...
2025年も世界や日本で様々なニュースにあふれた1年だった。担当する大学講義で学生たちが関心を寄せ、交流サイト(SNS)などでチェックしていた話題をヒントに、時代への理解を深める1冊を新書、文庫から選んだ。今年は「昭和100年」「戦後80年」の節目を迎え、入試の暗記科目に過ぎなかった歴史が注目されたようだ。学生のなかには意欲的に学び直そうという姿勢もあった。富田武著『ものがたり戦後史』は、高 ...
佐賀市の佐賀城跡のお堀に面してひっそりとたたずむ木造平屋。ここは茶室建築の第一人者、堀口捨己(1895~1984)が設計した茶室「清恵...|西日本新聞meは、九州のニュースを中心に最新情報を伝えるニュースサイトです。九州・福岡の社会、政治、経済などのニュースを提供します。