【北京=塩崎健太郎】日本経済研究センターは16日、2040年までの経済見通しを発表した。中国は26〜30年の5年間で年平均4.1%の経済成長率となり、21〜25年の同5.4%から減速する見込みだ。米国の対中追加関税は下がったものの、内需不足やデフレ圧力が下押し要因となる。25年の中国の経済成長率を4.9%と予測した。26年は4.5%、27年は4.4%と鈍化し、29年には3.9%と4%を割り込む ...
ゴールドマン・サックスのエコノミスト陣がまとめた最近のリポートは、この点を明確に説明している。それによると、かつては中国の生産が1%増えると、輸入が増えるため、他国の生産が0.2%押し上げられた。
米国の高関税政策を受け、中国地方の企業が欧州やアジアなど米国以外の販路開拓を急いでいる。日米関税交渉が合意に達し、足元の景況感は改善がみられる。ただ高関税は常態化しうる。巨大な米国市場からのシフトは容易でなく、日中関係も悪化する。企業は一層したたかな ...
基軸通貨として絶対的な価値を持ってきた米ドルに対し、近年では代替通貨に注目が高まっています。しかし人民元、ユーロなどへの資本分散が進んでもなお、米ドルから脱却できない現実があります。その理由には、現在の政治・経済状況によって形成された安定志向が影響し ...
米議会の対中政策に関する諮問委員会が2025年の年次報告書をこのほど公表し、米国にとって中国こそが国家の根底を脅かし、米国主導の国際秩序を破壊しようとする危険な強大パワーだとする警告を発した。報告書は特に、中国が台湾制圧の多様な能力を高めていることに ...
2025年は米国を中心に世界の株式市場が総じて上昇し、いわゆるリスク資産のリターンは引き続き良好だった。金融市場の活況が続いた最大の要因は、トランプ政権のもとで米国経済が緩やかに成長を続けたことにある。
米中対立が関税措置の先送りなどで小康状態に向かいつつあるものの、内需に不安を抱える2026年の中国経済は、かつてほどの高成長が期待できない状況だ。26年の中国経済の行方と、昨今の日中関係悪化の日本経済への影響を展望する。
第2次大戦が終結してから80年の今年は、「米国第一主義」を唱える米トランプ政権の誕生などで、国際秩序が大きく揺らぐ年ともなりました。大国が時に武力の行使すらちらつかせて自らの意見を押し通す構図に、多国間のルールを尊重してきた世界が、危機に直面していま ...
米国の雇用統計には鈍化の兆しが見えるものの、市場はソフトランディングを信じ、FRBの利下げを好感しています。しかし、景気先行指数の低迷や、中国発のAI技術の猛追など、楽観ムードの死角には不穏なサインも点灯しているのが現実です。本記事では、塚本憲弘氏の ...
「1GW相当のAIデータセンターを構築するには、約500億ドルの資金が必要であり、そのうち最もコストがかかるのは半導体で、その割合は6割以上」と豪語したのは世界のAI半導体市場の7割以上を掌握するNVIDIA CEOのJensen Huangである。
インベスコ・アセット・マネジメント株式会社は2026年の市場見通し「世界経済の回復力と金融市場のリバランス」を発表しました。本レポートでは、世界市場の見通しと資産クラスへの影響に関するインサイトを提供しています。インベスコのストラテジー&インサイツ・ ...
カナダのテックスタートアップであるコヒアのエイダン・ゴメス最高経営責任者(CEO)は4日、ニューヨークで開催されたロイター・ネクスト会議でインタビューに応じ、米国とカナダは世界中で人工知能(AI)を導入する経済圏と連携する「驚異的な立場」にあり、中国 ...