広東省深圳市に本社を置く万科は、かつては中国の大手デベロッパーの中で財務状況が相対的に健全な1社として知られていた。だが、21年後半から始まった不動産不況が悪化の一途をたどるなか、同社でも23年10月末に信用不安が表面化した。
【広州=藤野逸郎】中国不動産大手の万科企業は15日、債権者に提案していた社債20億元(約440億円)の返済延期が認められなかったと発表した。債務不履行(デフォルト)となる恐れを回避するため、18日に債権者集会を再び開き償還期限の延期を改めて求める。対 ...