司忍組長―竹内照明若頭による六代目山口組の現体制で、その屋台骨を支えるのが四代目弘道会だ。先の分裂抗争では多くの逮捕者を出す一方で、対立組織からは常に目の敵にされ、その存在感の大きさが際立った。そんな弘道会の代替わりから2カ月が経過した今、改めて中核組織の全容に迫る!
その初日となる12月1日は、東日本の団体が、静岡市の直系組織、六代目清水一家(総長=高木康男舎弟)本部を訪れることになっていた。静岡駅構内の改札口付近で捜査員が警戒して、来客の到着を待ち構えていた。
翌2日、西日本の諸団体で最初に名古屋駅に降り立ったのは、広島六代目共政会だった。荒瀬進会長が、同会最高幹部の薮内賢治最高顧問、正木隆裕理事長とともに送迎車に乗り込む。車はそのまま、会場となる愛知県瀬戸市の十代目瀬戸一家(清田健二総裁)本部へと走り出し ...
日本最大規模の暴力団組織として知られ、兵庫や愛知などの公安委員会から特定抗争指定暴力団に指定されている六代目山口組の最高幹部が12月13日、静岡市清水区にある清水一家の組事務所に集結した。恒例の“事始め式”を開催したとみられる。 毎年恒例の”事始め式 ...
神戸山口組との間で続く抗争は、8月27日で丸10年が経過する。節目を前に、六代目山口組の組長・司忍(中央)は積極的に外交を展開している 〈8月は日本最大の暴力団・六代目山口組に ...
名古屋市を拠点とする暴力団「弘道会」出身の篠田建市(通称・司忍)組長(83)をトップとする「六代目山口組」が分裂し、今年で10年がたった。4月に山口組は抗争終結を宣言したが、次期組長は再び弘道会から選ばれる公算で、離脱した「神戸山口組」との対立が続く ...
9月、弘道会は津市で同会の人事について集まりを持ち、新人事を通達した。弘道会の会長がこれまでの竹内照明から弘道会若頭の野内正博に交代し、竹内は弘道会の総裁に就く。4代目 ...
昨年末、愛知県瀬戸市で行われた餅つき行事に参加した六代目山口組の司忍組長(中央) 分裂・離反した神戸山口組との10年抗争への終戦を4月に宣言し、体制強化に乗り出す山口組に新たな ...