さて、今回は謝の世界史構想の全容に迫っていきます。 謝の構想を一言でいえば、「これまでの世界史はヨーロッパ中心主義的で、まちがっている」ということに尽きます。 たとえば、1974年の時点では次のように主張しています(謝世輝「世界史の構築の ...
1937(昭和12)年12月、陸軍ハルビン特務機関長だった樋口は現地での極東ユダヤ人大会でユダヤ民族国家創設などを支持する歴史的演説を行った。怒ったドイツは38年1月、日本政府に正式抗議したが、樋口は同月、関東軍での対ユダヤ民族施策要領を決定させた。
京都学派とは一般に、京都帝国大学を拠点とした西田幾多郎と、その後継者である田辺元、さらにかれらの弟子たちを総称した呼び名です。 西田と田辺を受け継いだ第二世代のうち、哲学者の高山岩男、西谷啓治、高坂正顕、さらに西洋史家の鈴木成高の4 ...
コペルニクスやガリレイ、ニュートン、ダーウィン、アインシュタインといった科学者の名前は、誰もが知っている。そして近代科学は16世紀から18世紀までにヨーロッパで誕生し、19世紀の進化論や20世紀の宇宙物理学も、ヨーロッパだけで築かれたとされ ...
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林芙美子ら文化人が愛した画家・小林徳三郎の大回顧展、日本近代 ...
東京ステーションギャラリーにて、初となる大規模な回顧展が開幕した「小林徳三郎」は知る人ぞ知る画家。日本近代洋画の改革期に活躍したというが、知っている人はそれほど多くはないだろう。教科書に載るような有名作を残したわけではなく、同世代の画家・藤田嗣治のよ ...
シリーズ『<世界史>の哲学』。古代、中世、東洋、イスラーム、近世に続き、いよいよ近代篇だ。2分冊の『近代篇2』も6月に発売になった。ウェーバーの『経済と社会』に比肩する圧倒的な仕事である。知識界は偉業に脱帽するがよい。 <世界史>は歴史 ...
手元に和綴(と)じ本で18冊の「萬國新史」がある。江戸から明治時代を生きた洋学者、箕作(みつくり)麟祥(あきよし)の編著書だ。フランス革命から普仏戦争あたりまで約80年間の近代世界史を、ほぼ同時代を生きた人間の視点からつづる。幅広い知識 ...
文部科学省が5日に公表した新学習指導要領の答申の素案では、高校の地理歴史科について、現行指導要領で定められている世界史の必修を見直した上で、近現代史分野を中心に日本史と世界史を融合させた「歴史総合」を新たに必修科目として設けること ...
20世紀最大の哲学者といえば、英米ではウィトゲンシュタイン、大陸ヨーロッパではハイデガーというのが通り相場だ。でも、知名度こそ2人に劣るが、スケールの大きさでは彼らに勝るとも劣らないと思しき哲学者がいる。それがアルフレッド・ノース ...
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