ライフネット生命保険創業者で、立命館アジア太平洋大学(APU)前学長・名誉教授の出口治明氏は、大の本好き、歴史好きとして知られ、歴史に関する著作も多い。好評を博した『一気読み世界史』に続き、このたび『一気読み日本史』を刊行する。出口氏の考える「日本史 ...
ウソと誤解に満ちた「通説」を正す、作家の井沢元彦氏による週刊ポスト連載『逆説の日本史』。今回は近現代編第十六話「大日本帝国の理想と苦悩」、「大正デモクラシーの確立と展開 その9」をお届けする(第1474回)。
李朝白磁や戦後美術から、五月女哲平の新作絵画、雨宮庸介の新作VRへ ユニバーサルアドネットワーク株式会社(本社:東京都、代表取締役:川上尚志)は、2026年1月23日(金)~2月8日(日)の期間で、登録有形文化財「kudan house(旧山口萬吉邸 ...
この『逆説の日本史』シリーズの古くからの愛読者ならばよくご存じのことだと思うが、その後一九七〇年代には左翼の主導による「差別語狩り」が、まるで戦前の陸軍による「敵性語(英語)禁止」のように日本中を席巻し、文豪谷崎潤一郎の傑作まで「差別語が使われている ...
満洲は戦争が行われている太平洋とは日本列島・日本海を挟んで反対側にあり、中国戦線からも北に遠く離れた位置にある。このため米国との戦争が始まっても、満洲は「王道楽土という文字がいかにもふさわしいほど平穏無事であつた」(朝鮮銀行史編纂委員会編『朝鮮銀行略 ...
相撲は170年以上にわたり、諸外国が見る「日本のイメージ」に大きな影響を与えてきたと、米ペンシルベニア州立大学で日本近代史を専門とするジェサミン・エイベル教授は指摘する。ペリーが嘲笑した19世紀から、野球が橋渡しとなった20世紀、そして閉鎖性が問われる現代へ──この長い伝統のあるスポーツはいまも日本のイメージを左右し続けている。
大正の半ばから満州事変勃発までの時期は、男らしさや女らしさをめぐる規範が揺らぎ、家族や共同体の従来のあり方が変化する「解放の時代」だった。これは世界的な現象だったが反発も大きく、人々の間に解放と引き締めを巡る対立が起きる。それぞれが自分たちにとっての ...
椹木野衣(著) 税込1870円 筑摩書房8月6日発売 1998年に美術評論家の椹木野衣が発表した記念碑的書籍が文庫化。戦争画から、90年代現代美術まで、「非歴史的」で閉ざされ、歪んだ「悪循環」を反復する「悪い場所」日本の精神史を、美術という視座から ...