ライフネット生命保険創業者で、立命館アジア太平洋大学(APU)前学長・名誉教授の出口治明氏は、大の本好き、歴史好きとして知られ、歴史に関する著作も多い。好評を博した『一気読み世界史』に続き、このたび『一気読み日本史』を刊行する。出口氏の考える「日本史 ...
日本の近代一五〇年を俯瞰して描く ――「人」「場所」「制度」の視点の統合 清水 私は,牧原さんが,放送大学で天川晃先生,御厨貴先生と一緒に「日本政治外交史」の講義を担当されていたときに御厨研の助手だったので,天川先生,御厨先生と ...
アメリカは日本の同盟国であり、日本外交の要となっている。戦史・紛争史研究家の山崎雅弘さんは「日本とアメリカはほんの80年前まで戦場で殺し合う関係にあった。日本の政治家は『日米関係は揺るぎない』と言うが、現実を表した言葉ではない」という――。
瀧井私も今まで出てきた感想と重なり合いますが,この『日本政治史講義』は,視覚とかビジュアルの面で工夫がされていて,メリハリと言いますか,対談的な要素も取り入れられていて,教科書の新しいあり方を積極的に示されようとしたものだと思い ...
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今から約三十年前、大規模な政治改革が行われた。多くの人は、自民党支配の終焉(しゅうえん)と二大政党制の成立を予想した。ところが現在、自民党は再び圧倒的な優位に立っている。一体、なぜなのか。本書はこの関心に基づく日本政治の通史だ。
文政12年(1829)9月27日、武市半平太は土佐国吹井(ふけい)村(現在の高知市仁井田)の白札(功績によって上士扱いされた郷士、3人扶持・切米7石)である武市半右衛門の長男として誕生した。幼名は鹿衛、諱は小楯、号は瑞山または茗澗、変名は柳川左門と称 ...
本書は平成に入ってからの政権中枢をめぐる政治家たちの決断と確執に焦点を合わせた壮大なドキュメントである。かつて派閥政治華やかなりし頃、自民党戦国史ものといった本が多数出版されたが、そうした日本の政治報道の独特な系譜を継承する面を ...
通史を描き切るとはかくも難しいのである。戦後日本の政治を総覧するのも同様だろうが、著者の視点と分析は明快である。日本政治の現在地点を知るためには、戦後政治史全体の 俯瞰 ( ふかん ) が必要であり、俯瞰すれば何が見えるか。戦後政治が ...
時々の世情を風刺する「政治漫画」を、毎日新聞紙上で38年間連載した所ゆきよしさん(享年76)が世を去って1年。所さんの政治漫画は2頭身にデフォルメされた政治家たちが、とぼけたセリフを放つことで時事問題の滑稽(こっけい)さや深刻さを浮き彫り ...
政治家や軍人の日記などを発掘し、昭和戦前期の政治史研究をリードした歴史学者で東京大名誉教授の伊藤隆(いとう・たかし)さんが8月19日、複数の疾病による合併症のため死去した。91歳だった。葬儀は近親者で行った。 戦前期の政治を中心に、史料に ...
「メディアと政治」の共犯関係が構築された2000年代 日本社会が本格的に変化し始める「移行と試行錯誤の時代」と評したが、ポスト昭和、つまり平成の時代が本格化するための試行錯誤がなされていた2000年代。 この時期は、小泉純一郎に代表される「劇場 ...
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