一般的な宇宙論からはやや外れるが、私たちはブラックホールの中で生きているという衝撃的な理論は決して、でたらめではない。「確かに合理的な考えです」とカナダ、ペリメーター理論物理学研究所の天体物理学者ニアイェシュ・アフショルディ氏は言う。「問題は細部のつ ...
米航空宇宙局(NASA)のジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)が、珍しい三重連星系の天体「アペプ」の驚きの姿を捉えた。公開された最新画像からは、入れ子構造の塵の殻(シェル)が同心円状に外側へ広がっていく壮大な様子が見て取れる。アペプは ...
宇宙の観測精度が高まることで、それまで謎だった問題が明らかにされる。明らかになれば、そこに新しい問題が現れる。こうした謎の解明がさらに大きな謎につながる事態が、宇宙の膨張というとてつもなく大きな現象に関連して起きている。宇宙が膨張しているこ ...
宇宙が無限か有限かは専門家でも意見が分かれるテーマですが、宇宙の観測記録から宇宙が膨張をしているのはほぼ間違いないと考えられています。既に宇宙が無限だとしたら、それがさらに広がるというのはどういうのことなのか、広がる宇宙の外側は ...
生まれてきたものはいつか死を迎える──それは生命だけでなく、天体も同じです。そう語る宇宙物理学者の佐藤勝彦氏によれば、今から50億年以上先の未来には、太陽でさえも宇宙の闇に消えていってしまうそうです。
宇宙の膨張と「観測可能な宇宙」の限界 現在の宇宙論では、宇宙は約138億年前のビッグバンから膨張を続けていると考えられています。しかし、私たちが観測できる宇宙の範囲は限られており、「観測可能な宇宙」の直径は約930億光年にも及びます。
地上での最終試験を終えた後、ローマン宇宙望遠鏡はフロリダ州のケネディ宇宙センターに輸送され、2026年夏から打ち上げ準備が始まります。打ち上げ予定時期は2027年5月ですが、NASAは早ければ2026年秋にも打ち上げられるように準備を進めているという ...
宇宙暗黒時代の夜明け…宇宙誕生後の数億年は、暗黒の時代が続いていました。星や銀河などの天体が誕生する決定的な転換は、いつ、どのように起こったのでしょうか。この謎を解くかぎとして期待される、微弱な電波「21センチ線」。本シリーズでは、何が解明され、どのような成果があるのかを解説します。今回は、ビッグバン後の宇宙暗黒時代と、この21cm線についての基本を解説します。
宇宙人は存在するのか、しないのか。古来、人類が盛んに議論してきた究極の謎である。 「地球外生命体は、広大な宇宙のどこかに存在している。賭けてもいい」。そう笑顔で言ってのけるのは、東京大学大学院理学系研究科天文学専攻教授の戸谷友則氏で ...
「宇宙」というと、遠い世界で自分には関係ないことのような気がしませんか? 実は、宇宙の技術は農業、漁業、物流、防災、行政など、あらゆる分野でイノベーションを起こす可能性を秘め、市場規模も2023年で98兆円、2035年には280兆円まで成長が見込ま ...
これは、僕の塾で男女問わず毎年出る質問です。 あなたも、誰もが、一度は考える問題なのではないでしょうか。 でも周りの大人からはぐらかされたり、難しすぎて理解できなかったり、まったく納得いかなかったりという経験をするなかで、次第に疑問 ...