歴史に思いを馳せる時、自らの意志とは無関係に、巨大な物語の「駒」として、時代の渦に呑み込まれていった者たちがいたことに気づかされます。 伊達実元（だて さねもと）。彼の名は、独眼竜・政宗のように華々しくはありません。 しかし、彼の存在 ...

「伊達者」― その言葉の響きには、粋で華やかな伊達政宗の面影が色濃く映し出されています。 しかし、あの「独眼竜」が歴史の表舞台に躍り出る遥か以前、その礎を築き上げた先人たちの、地道で、しかし確かな歩みがあったことを忘れてはなりません。

沖縄戦の慰霊碑「ひめゆりの塔」の展示説明を「歴史の書き換え」とした自民党の西田昌司・参院議員の発言、「自虐史観からの脱却」を掲げる参政党の躍進。 戦後80年の今年、日本の植民地支配の責任や、戦争加害の歴史を否定する言説が政治の場で次々 ...