科学は常にくつがえる可能性がある 科学とは何かを語るうえで、「反証可能性」という哲学的なキーワードを紹介しましょう。 これはカール・ポパーという人が提唱した概念で、科学と、科学でないものを区別する基準を示しています。 ポパーの提唱した内容はこうです。
アインシュタイン、ゲーゲル以降、多くの天才たちが挑戦しては挫折、いまだ解明されない「謎」。本講義では、宇宙、生命、意識の起源という切り口で、何がわかってきて、何がわかっていないのか解説していく。竹内薫さんは、科学哲学から物理学を ...
統計学の解説書ながら42万部超えの異例のロングセラーとなっている『統計学が最強の学問である』。そのメッセージと知見の重要性は、統計学に支えられるAIが広く使われるようになった今、さらに増しています。そしてこのたび、ついに同書をベースにし ...
医学界新聞日本の医学・看護領域における最新の知見を、公正に、的確に伝えます。 医学界新聞プラスWeb限定の情報をお届け。当社刊行書籍の内容の一部も公開しています。 医学書院Column刊行書籍を中心に、医療従事者に役立つ情報を幅広くお送りする ...
私は国立天文台に所属する天文学者で、水沢VLBI観測所(岩手県奥州市)の所長を務めつつ、国内外の電波望遠鏡のネットワークを使って銀河系の構造やブラックホールを研究している。天文学は純粋な好奇心に基づく基礎科学であり、私も含めて多くの研究 ...
世界文化社は、基礎から身につく「大人の教養」シリーズ最新刊『脳と音楽』(伊藤浩介・著) を10月10日(木)に発売いたします。 本書は、音楽とは何か? ヒトはなぜ音楽に感動するのか? 深淵なる命題に脳科学者が挑みます。 音階とは何かを耳の構造から ...
研究成果の社会への発信は、科学者としての大きな責務である。しかし、その方法が肝心である。科学者は自らの研究に真摯に対峙すべきで、独善的解釈に陥ってはならない。論文として第三者による評価(査読)を経たり、「この成果は 誌に発表され ...
「意識されないうちに少しずつ我々の生活や考え方は変わっている」。そこが面白いと着目する江間有沙さん。理工系、人文・社会科学系など多様な分野の人と対話の場を持つ江間さんは、自らの活動を「地味だけれど贅沢」だと言う。自分自身の ...
サカナAI社が開発したAIサイエンティストは、学術文献の検索から論文の執筆まで、科学研究のサイクルの全ての要素を遂行するAIシステムだが、限界もある。 科学を完全に自動化することは可能だろうか?機械学習の研究者からなるチームが、そんな人工 ...
米エール大大学院生のタリア・ワイスさんは、11月に広島で開かれたパグウォッシュ会議世界大会で、科学者の倫理や役割について話し合うセッションで司会を務めた。米シカゴ出身で、マサチューセッツ工科大学(MIT)で物理学を学んだあと、シカゴ大学大学院で公共政策学を修め、核兵器開発と科学者の役割に関する歴史研究も手がけてきた。
闇の勢力が社会を支配しているなどとする「陰謀論」が、国内でも広がりを見せている。科学に関する陰謀論も増えている。 科学的でない主張と陰謀論が結びついた言説は「科学否定論」と呼ばれている。反ワクチンや「地球は平ら」と主張する人たち ...