地域主権主義に根差した政治を目指す首長や地方議員らでつくる「ローカル・イニシアティブ・ネットワーク」(LINーNet)が今月、発足3年を迎えた。草の根で多様性を認め合う社会を目指す活動を続ける中、現実は分断や差別をあおるような政治が広がる。この会の世話人の一人で東京都世田谷区の保坂展人区長は「地域で包摂し合う政治を取り戻したい」と語る。(関口克己) ...
いずれの年代でも女性より男性の関心が高く、男女差は「政治・社会」で50代23.5ポイント、60代27.9ポイント、70代18.7ポイントだった。「経済」に関しても50代25.3ポイント、60代27.5ポイント、70代24.5ポイントだった。
衆院政治改革特別委員会は15日、企業・団体献金の扱いに関する政治資金規正法改正案などを巡り、参考人質疑を実施した。中北浩爾中央大教授と、谷口将紀東大教授が出席。中北氏は17日に今国会の会期末を迎えることを踏まえ「合意形成に向かっていることは ...
印刷ページの表示はログインが必要です。 ベストセラー『希望格差社会』(筑摩書房)の刊行から20年。その間、日本社会や若者を取り巻く環境はどう変わってきたのか。 稀代の社会学者・山田昌弘氏の最新刊『希望格差社会、それから』より、書評家の ...
若者による自治体議会は、通常の市議会とは別に設置される。2015年に法制化され、原則として全ての自治体が置く。2年に一度選挙があり、13~18歳でその自治体に住む若者は誰でも立候補でき、投票も同じ年代の若者がする。自治体に選挙活動用の写真を撮ってもら ...
政治家の「偽善」とは、公言する理想や政策と、実際の行動や結果との間に乖離(かいり)がある状態を指します。これは単なる個人の資質の問題にとどまらず、社会全体に深刻な悪影響を及ぼすことが、複数の客観的なデータや研究によって示されてい ...
ラインホールド・ニーバー(1892~1971年)は、20世紀の米国を代表する神学者で、キリスト教現実主義の立場から政治と倫理を巡る相克に関して独自の考察を展開した。 本書は米国で1932年に出され、60年に再版され、2021年に新版が ...
小説家・平野啓一郎が新著「あなたが政治について語る時」(岩波書店)を上梓した。 文学・芸術を論じた「文学は何の役に立つのか?」(岩波書店)に続く本作は、政治・社会を論じたエッセイ集。政治への期待感の低下や、政治を語り合うこと自体が ...
2000年代初頭から、韓国文化は日本に怒涛のように押し寄せました。いわゆる「韓流ブーム」です。映画『シュリ』の日本劇場公開が2000年、日韓ワールドカップの共催が2002年、『冬のソナタ』がNHK総合で放送されたのが2004年です。その後もK-POP ...
新型コロナウイルスの出現によって、私たちはライフスタイルやそれに伴う価値観の変容を促された。誰もが新しい生き方を模索している。 この時代をどう生きるべきか、この社会とどう向き合うべきか。 思い惑う時、音楽の中に答えを探すこともある ...
資本主義の象徴とも言えるニューヨークの市政を社会主義者が率いることになった。ゾーラン・マムダニ氏は「アメリカ民主的社会主義者」(DSA)という民主党左派のメンバーである。「民主社会主義者」を自称する34歳の元ラッパーが、アメリカ最大都市の市長選を制し ...
安倍晋三前政権から菅義偉政権までの9年弱、日本社会は大きく変化した。今、私たちが向き合うべき問題の本質はどこにあるのか。リベラル(自由)であるがゆえに生きづらい、そんな現代社会を攻略不能なゲームになぞらえた著書「無理ゲー社会 ...