いまから38億年前の地球は毒ガスが満ちていてとても熱い過酷な環境だったが、そこで生まれたのがLUAまたはLUCAと呼ばれる最初の生命だ。この有機物が38億年をかけて進化していき、いまから約600万年前に人類の祖先が誕生する。 世界で300万部のベストセラーとなり、日本でも話題沸騰の教養書『全人類の教養大全 0』シリーズ著者であるチェ・ソンホ氏は、地球での生命誕生は宇宙全体にとっても大きな事件だった ...
たぶん原始の海の中で、または波と岩がぶつかりあってできた泡の中や粘土鉱物の中で、不完全な形の原始的細胞がつくられては消えるということがくり返されていただろう。そんなある日、いつもと変わらない平凡な日に、たった1度の大きな跳躍があった。
「最初の微生物」からの進化 推定より10億年早い? 画期的研究 人間を含む「複雑な生命」の誕生は、これまで考えられていたよりも10億年も早く始まっていた。しかも、生命にとって不可欠と思われていた酸素がほとんどない環境で- ...
生命が誕生してから40億年、地球上では幾度もの生命の危機が訪れました。それは主に地球外からやってきた小惑星の衝突や火山などの地球内部の活動によりもたらされましたが、ときに生命活動そのものが引き金になったこともあります。しかし生命は、その都度、したたか ...
約46億年前に地球ができてから数億年の間、地表はほぼ確実に高温で、彗星や小惑星の衝突も激しかったため、いかなる生命体も生息できない環境にあった。だが、約10億年後には、生命が誕生しただけでなく、微生物マット(微生物がマット状にかたまって ...
地球と惑星衝突のイメージ出典:スペースチャンネル(AI) 地球がまだ若く、荒涼とした不毛の星だった約45億年前。そこに現れたのは、火星ほどの大きさの原始惑星「テイア(Theia)」でした。最新の研究によると、このテイアとの大衝突こそが、地球に生命 ...
生命科学に興味がある人なら、原始の地球を再現した実験装置で雷を模した放電を起こし、生命の源となるアミノ酸を合成した「ユーリー-ミラーの実験」を知っているかもしれません。新しい研究により、生命は海原への劇的な落雷ではなく、波間の ...
1995年に太陽系外惑星(太陽以外の恒星を周回する惑星)が見つかって以来、これまでに5000個以上の惑星が発見されている。惑星は、我々の天の川銀河だけでも数千億個が存在すると言われている。その中には、地球によく似た環境の惑星もあることだろう。そのよう ...
地球の生命は、もしかすると宇宙のどこかにいる知的生命体によって“仕込まれた”ものかもしれない。そんな大胆な仮説が、イギリスの科学者によって提示された。 この仮説では、生命が偶然に自然発生する確率は極めて低く、地球は高度な地球外文明に ...
約15億年前に起きた古代の超大陸の分裂が、地球の表層環境をどのように変容させ、複雑な生命の出現を可能にしたかを明らかにした最新の研究結果を、オーストラリアのシドニー大学とアデレード大学が率いる研究チームが発表した。 今回の研究では、18 ...
かつて地球は2度、全体が丸ごと氷に覆われる、「スノーボールアース」現象を経験した。 1度目は「スターティアン氷期」で、実に5600万年にもわたって続いた。 2度目は、「マリノアン氷期」だが、どれくらい続いたのかは不透明のままだった。 そこで最近 ...
「生命が偶然生まれる確率は、ガラクタ置き場に竜巻が通り抜けてジャンボジェット機ができあがるのと同じくらい」 この強烈な比喩で知られるのは、イギリスの天文学者フレッド・ホイル博士。かつてビッグバン理論に異を唱え、「定常宇宙論」を提唱し ...