2025年9月に開かれた北朝鮮の最高人民会議で金正恩国務委員長は「われわれにとって『非核化』ということは絶対に、絶対にあり得ません」と語った。北朝鮮の核開発はどこまで続くのか。また軍備拡張を支える経済基盤はどうなっているのか。
北朝鮮当局が、工場で生産された製品の市場流通に対する大規模な取り締まりを実施し、各地の市場(チャンマダン)で商品の没収が相次いでいることが分かった。商人の間では「このまま商売の道が断たれるのではないか」との不安が急速に広がっているという。
【ソウル=小林恵理香】北朝鮮の朝鮮中央通信は16日、金正恩(キム・ジョンウン)総書記が15日に平壌郊外の複合商業施設と工場の竣工式に出席したと報じた。北朝鮮は同日、地方に建設した複数の工場で竣工式を開いており、2026年1月にも開催が見込まれる朝鮮労 ...
チョン・ウニ研究委員は「最近、北朝鮮では自動車や太陽光パネルの供給が増加している。ロシア・中国との連携強化により、エネルギーや資材といった外部からの支援が再び流入しており、計画経済の枠組みを維持しながらも独自型の混合経済へと方向を転じている兆しが見ら ...
注目されるのは、トランプ第1期政権期に始まった対米接近路線が事実上行き詰まっている点である。トランプ大統領は首脳会談に強い意欲を示してきたが、北朝鮮側はその交渉手法を見極めたうえで、核保有国としての明確な承認がなければ応じない姿勢に転じたとされる。第 ...
キム・ジョンウン(金正恩)総書記は2019年以降、年末に開かれる全員会議で複数回演説し、対内外へのメッセージを発信してきた。特に今年は第8回党大会で提示された5カ年計画の最終年にあたり、キム総書記自らが議事を主導し、経済・国防分野における成果を総括す ...
戦後に在日朝鮮人やその家族らが北朝鮮へ渡った「帰還事業」の開始から66年となる14日、日本に戻れず亡くなった人を悼む集会が、出発地となった新潟市の新潟港で開かれた。約30人が参加し、今も北朝鮮での生活を余儀なくされる人や拉致被害者の救済を訴えた。
【ソウル=小林恵理香】北朝鮮の朝鮮中央通信は13日、ロシアに派遣した朝鮮人民軍の工兵部隊が帰還し12日に平壌で歓迎式を開いたと報じた。金正恩(キム・ジョンウン)総書記が演説し「責任を持って戦闘任務を遂行し、祖国に帰ってきた兵士たちを熱烈に歓迎する」と ...
ウクライナに侵攻するロシア軍を支援する北朝鮮軍の死傷者が約7000人に達していることが、北大西洋条約機構(NATO)の推計で分かった。北朝鮮軍は現在、ウクライナが越境攻撃したロシア西部クルスク州に最大約1万3000人の部隊を展開し、露軍によるウクライ ...